男性差別と性的嫌がらせの概要 (その2)
4.育児書での男性差別
(1)あらまし
育児書はその大半が女性が書いており、そこでは「男の子の性器だらけ」。卑語俗語とイラスト、更には写真までもが濫用されており、表現も侮蔑的で見下したものが多い。完全な女尊男卑であらゆるメディアの中でも最もひどい。
(2)イラストなど、視覚表現による男性差別
オムツ替えやお風呂の項で取り上げられるのは大抵が男の子。イラストや写真で無造作に性器が描かれる。本当に差別的。
(3)言語表現による男性差別
男の子の性器だけを下品な卑語俗語で呼び、品のないイヤらしい表現が多い。女児の性器に関しては極力触れない。呼び名も女児だけ「性器」という上品な言葉を使う。
「おちんちん」という語は目次や表紙にまで載っている。対して同列語である「おまんこ」「まんこ」は全く使われない。
(4)その他、特記事項
男の子の性器だけを事細かに解説する。イラストだけでなく写真も見境なく使う。よその国なら男児ポルノ。
① オムツ替え解説の腹立たしさ
男の子の性器は単に外側をきれいにすれば良いだけ。なのに説明する必要のない事まで解説する。本当に男性をバカにしている。
(注釈)図解付きで説明しなければならないのはおまんこの方なのに「触れようとしない」 参考 : 女印良品「まんこの洗い方」問題
② 女性の男性器への偏執的な興味
男児の性器はよほどの異常でもない限り、何も気にかける必要がないのに説明しなくてもいい事まで説明する。「包皮をむく」話に至っては全くバカげた話。女性の、男性器に対するスケベな好奇心としか思えない。
< 考えましょう >
女性は子供にかこつけてスケベな話ができるのが面白いのでしょう。
しかし調子に乗ってはいけません。
これは性器という人間の尊厳を貶める人権侵害です。
男の子を平等に扱えない、見下した扱いをする女に子供を育てる、人を育てる育児を語る資格はありません。
(5)悪影響と所見
この国の女性はこうした育児教育の場での完全な男性の性器を見下した世界を常識として身につけます。そして、そうした性器をもつ男性自体も見下すようになります。
だからこうした「差別常識」があるから新聞といった公的な場でも平気で男性器のセクハラ表現をするようになるのです。本当に、私たち男性を劣った動物のような扱いをしています。
こうした醜い男性蔑視が横行する育児書はぜひ追放するべきだと私たちは考えます。
5.テレビ等、放送での男性差別
(1)言語表現による男性差別
「おまんこ」は放送業界の自主規制により使われない。 しかし「おちんちん」は規制がないので使われてしまう。
(2)視覚表現による男性差別
男児の性器はほぼそのまま放送。イラストも含めて。特に発展途上国の全裸の子供は男児だけを抽出してそのまま放送。対して女児のものは放送しない。
6.新聞での男性差別
(1)言語表現による男性差別
女性が男性の性器だけを子供にかこつけて、そして「発音しなくて済む」ため卑語俗語を見境なく使う。伏字にもしない。
(2)イラストなど、視覚表現による男性差別
女性が女性漫画家が男の子の性器だけを慎みなく描いて載せる。性的嫌がらせをしているという意識がまったくない。
< 新聞での女性による男性蔑視表現 >
- 2018年、毎日新聞の医療相談記事。女児の性器に関する質問で女性医師がわざわざ男性器卑語を用いて説明。
- 2018年7月、毎日新聞の家庭面。女性による「幼児期からも性教育」の記事で男児だけ性器のイラストが載る。女児のものは不自然なポーズで隠される。
- 2018年9月、毎日新聞の家庭面。女性記者が「ウンチ、おしっこ、おちんちん」と記述。
- 2018年末より毎週のように、児童書「いいね!」(筒見ともみ著/あすなろ書房)の新聞広告で男性器の卑語とイラストが載る。
- 全国紙の新聞広告。漫画家 西原理恵子の著作の紹介文で「チンコ入れても籍は入れるな」
- 毎日新聞の漫画で漫画家西原理恵子が男の子の性器を描いて載せる。
7.市井での男性差別
女児の性器を男性器語やそれに準じた造語で呼ぶ事。個人の信条までは干渉できないが、ネットや文字メディアで表出するのを見かけるので決して看過できない。
「おまんこ」は恥ずかしいからと男性側の「全く同列な恥ずかしい言葉」をあてるとは、明らかに男性を見下し、バカにしている。悪質な性的嫌がらせであり、人権侵害である。 絶対に、断固として許してはならない。
< 逆転平等表現 >
男性が男の子の性器を「おまんこ」「おとまんこ」「おまんちょん」と呼ぶのと全く同じ事。非常識にも程がある。
8.その他の男性器表現
よく駅前広場などにある彫像の露骨な男性器表現や信楽焼のタヌキの置物。
また、全国に点在する小便小僧の像も不快に思っている男性は多い。これらの多くは男性による自虐的表現と思われるが、日本は下品な男性器表現がないがしろにされている品のない社会といえる。
そして何より、こうしたものに女性が便乗して「男性器には何をやってもいいんだ」と勘違いして侮蔑表現をするので決して看過できない。私たちはこうしたものにも反対していきたい。
9.性器表現以外の男性蔑視
(1)「男性は臭い、汚い」といった侮蔑的表現
• 毎日新聞では毎年のように女性記者が夏にこうした記事を書く。
• 商用広告等、例えば消臭用品の広告で女性が「男性は臭い」といった表現をする事が多い。
これも女性が幼少時から「排泄する子供」は常に男の子といった差別的な教育を受けた影響の発露ともいえる。
その他、男性化粧品等で「男のニオイ」や大塚製薬の「ウル・オス」という表現はとんでもなく侮蔑的。会社に抗議運動をするべき。また「買わない」態度を示すべき。
(2)ニュース報道での男性差別表現
犠牲者数の報道で「女性を含む〇人が」という表現。「男性は死んでよい」かのようでとても不愉快。「男女合わせて〇人」とすべきである。
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アップロード : 2019/07/21